洋画女性画の絵画販売特集
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東山魁夷先生の略歴

1908年神奈川・横浜市に生まれる。
1929年(21歳)第10回帝展に「三国の秋」を出品し初入選。
1931年(23歳)東京日本美術学校日本画科卒業。結城素明に師事し、魁夷と号する。
1934年(26歳)第1回独文化交換学生としてベルリン大学入学。
1939年(31歳)第1回日本画院展で「冬日」が日本画院賞第一席となる。
1947年(39歳)第3回日展で《残照》が特選を受賞。
1956年(48歳)第11回日展で《光昏》が日本芸術院賞を受賞。
1965年(57歳)日本芸術院会員に任命される。3月、日展理事に就任。
1969年(61歳)文化勲章受章。文化功労者に選ばれる。毎日芸術大賞受賞。
1974年(66歳)日展理事長に就任。(〜75年まで)
1990年(82歳)長野県信濃美術館 東山魁夷館開館。
1999年(90歳)ご逝去される。

東山魁夷の作品について(店主より)

 東山絵画の魅力はその詩情の豊かさと音楽性にあります。彼の絵画には、5、7、5の12文字の中に、無限の詩的な空間の拡がりを凝縮させ表現する、俳句の世界に共通するところがあるように思われます。「青響」「濤声」「山霊」「渓音」などなど、東山絵画のどの画面をとっても、それに耳を傾けたとき、時間を一瞬停止させたかのような、静寂と緊張にあふれたその画面の沈黙の中から、滝の落ちる音、木々のざわめき、こだま、小鳥の鳴き声、虫のこえ、水のせせらぎ、魚の跳ねる音、浪の呟きなどなど、さまざまな声が合唱し、シンフォニーをなして語りかけてくるのが聞こえてまいります。それはまさしく俳句の「静けさや 岩にしみいる 蝉の声」の世界であり「静寂の中の饒舌」とでも表現するのがぴったりな、詩的な余韻溢れる音楽の世界です。 東山魁夷作品が、多数の日本人の心を捉えて放さないという一面を持っているのは、この為だと思われます。日本人の心の底に記憶されている自然に対する敬虔な想いが、叙情的に表現されているからこそ、日本人の心の琴線に触れ、感動させてくれるのです。  東山魁夷は、日本画の絵の具を使って、堅牢で今日的な造形力に裏打ちされたフォルムと、油絵に負けないマチエールを備えもった、日本人の感性に合う、季節感溢れる風景画を独自に完成し、日本の絵画史上に、燦然と輝く画家の一人となっております。