「祇園一力の赤い壁は春の色。花見小路の紅殻格子の窓に、つなぎ団子を白く染め抜いた赤い提灯が掛る。」 フランス・パリのアトリエで刷られた孔版画集です。京の四季にわたる風物詩を作者は暖かい眼で描き移している。純粋な日本の風景をパリで刷ったところが面白い。この作品は日本経済新聞社出版『東山魁夷全版画集1956-2000』に掲載されている東山魁夷オリジナル版画作品です。原画は1964- 66年制作の習作「一力」(長野県信濃美術館・東山魁夷館所蔵)になります。