魁夷は晩年、おわりなき風景との対話をもとめて数々の名作を描いています。 霊峰”富士山”の雄大な姿をとらえたこの大作もその中のひとつです。東山先生はとしたら、もはや現実の世界に とらわれることなく、自在に夢の世界と邂逅し、富士の持つ力強ささえ表現されていると言えましょう。 幻想的に、また近づきがたささえ感じる気高き富士を描いた逸品と言えるでしょう 1980年第三回白虹会展出品作品。