ドイツ南方、オーストリアとの国境辺りの山奥にひっそりとたたずむヒンター湖 を題材とした作品です。 魁夷のオーストリア紀行スケッチ(1980〜1970)を基に出来上がった本作品では 魁夷の目を通す事により、この湖のかもしだしている超現実的な壮麗さを より一層際立たせています。 特に画面下半分を占める湖面に映し出された虚像は、より高く、より深く、気高く感じられ この空間の幻想性を高めており、 東山ワールドの魅惑を充分に楽しませてくれる名品です。