パブロ・ピカソ「Tete de Femme(サルタンバンクスイートより)」 東京・銀座 おいだ美術。現代アート・日本画・洋画・版画・彫刻・陶芸など美術品の豊富な販売・買取実績ございます。

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作品名:Tete de Femme(サルタンバンクスイートより)

作家名:パブロ・ピカソ

価格:売約済み

技法 /
エッチング
サイズ /
(縦) 12.1 cm (横) 8.5cm
ED /
250部より
レゾネ /
2
制作年 /
1905年
作品状態 /
良好
作品について

ピカソが23歳から24歳にかけて制作した初期の最高傑作のひとつ「サルタンバンク・シリーズ」からの一点。
スペインの貧しい人々やラヴィニャン街に住む大道芸人たち(サルタンバンクの人々)をテーマとしています。
貧しい者の生活に眼を開かせてくれた親友カサヘマスの自殺は、陽気なピカソの性格を一変させ、沈鬱な青一色の世界となった「青の時代」が始まります。
画商のアンブロワーズ・ヴォラールは、1913年、この15点におよぶ版画の原版をピカソから買取り、「サルタンバンク・シリーズ」と題して売り出しました。(うち1点は版の状態が悪く破棄されました)。
250部限定で、番号・サインは入っていないですが、このヴォラール版以前に刷られた作品も、今日ではサルタンバンク・シリーズとよばれており、ピカソの版画作品の中でも最も貴重なシリーズとなっています。

略歴

1881年 パブロ・ピカソはスペインのマラガに生まれる。
1895年 バルセロナのエコール・デ・ボザールに入学。
1900年 パリに移り、ロートレックなどの影響を受ける。
1901年 画商のボラールがピカソ初めての個展をパリで開催。
1901年 この年から1904年にかけてピカソの「青の時代」。
1905年 この年から1906年にかけてピカソの「バラの時代」。
1907年 ニグロ芸術とセザンヌの影響から、キュビズムの記念碑的な作品となる「アヴィニョンの娘たち」を制作。
1911年 作風が分析的キュビズムから総合的キュビズムに発展。
1920年 一時「新古典主義の時代」といわれる具象作品となる。
1937年 大作「ゲルニカ」を制作。
1973年 南フランスにて死去。享年91歳。

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