東山魁夷「山嶺湧雲」 東京・銀座 おいだ美術。現代アート・日本画・洋画・版画・彫刻・陶芸など美術品の豊富な販売・買取実績ございます。

日本画家

作品名:山嶺湧雲

作家名:東山魁夷

価格:売約済み

技法 /
リトグラフ
サイズ /
(縦) 44 cm (横) 60.6cm
ED /
CC
レゾネ /
日経新聞社#277
制作年 /
1999年
作品状態 /
良好
備考 /
魁の印あり、版元シールあり
作品について

「山嶺湧雲」は、幽玄にそびえる山嶺に雲が湧きいづる・・・画面いっぱいに広がる夢想の世界は、唐招提寺障壁画製作後に完成した名画として有名です。水墨画の極みを体得していく試みとして、東山魁夷はこの作品で岩絵の具で彩色しつつ、色調を渋く、塗り重ねを薄くすることで水墨画の領域に近づけようと試みました。この1977年北アルプス奥穂高の山景の、落ち着いた青を重ねて山の木々を描き出し、山間に漂う霧や冷気から、人の立ち入れないほどの深さに広がっている様子が伝わってきます。

略歴

1908年 横浜市に生まれる。
1929年 第10回帝展に「三国の秋」を出品し初入選。
1931年 東京日本美術学校日本画科卒業。結城素明に師事し、魁夷と号する。
1934年 第1回独文化交換学生としてベルリン大学入学。
1939年 第1回日本画院展で「冬日」が日本画院賞第一席となる。
1969年 文化勲章受章。文化功労者として顕彰される。
1979年 「日本東山魁夷絵画展覧会」が開催され訪独。
1980年 「第二期唐招提寺障壁画展」が開催される。
1995年 米寿記念「唐招提寺障壁画と画業60年の歩み、東山魁夷展」開催
1999年 死去。勲一等瑞宝章受章。

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