香月泰男「ニースより”オレンジのある庭”」 絵画販売・絵画買取で実績が豊富な東京・銀座の画廊です。現代アート・日本画・洋画・版画・彫刻・陶芸・浮世絵・茶道具・西洋アンティークなど多彩なジャンルの美術品を豊富に取扱いしています。

洋画家

香月泰男 ニースより”オレンジのある庭”
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作品名:ニースより”オレンジのある庭”

作家名:香月泰男

価格:売約済み

技法 /
木版画
サイズ /
(縦) 33 cm (横) 24cm
ED /
120
レゾネ /
152
制作年 /
1974年
備考 /
作品について

香月芸術の集大成でもある後期様式以降、亡くなるまで自身の追憶をもとにシベリアを描き続けました。シベリア体験を凝視するという暗黒の洞窟から這い出そうとしていた香月にとって版画制作は思いがけない気晴らしになってました。たびたび海外へ出かけ、旅先での収穫は、「ギリシャ」「モロッコ」「グランカナリア」「タヒチ」「ニース」という版画集に生かされました。版画集「ニース」よりおすすめの作品です。

略歴

1911年 山口県に生まれる。
1934年 「雪降りの山陰風景」で国画会に初入選。
1936年 東京美術学校油絵科を卒業。北海道庁立倶知安中学校に美術教師として赴任。
1939年 梅原龍三郎、福島繁太郎の知遇を得る。「兎」第三回文展特選。
1940年 国画会第15会展で佐分賞を受賞。国画会同人に推挙される。
1943年 山口市の西部第4部隊に入隊、満州国に動員される。
1945年 セーヤ収容所に入れられる。
1947年 帰国。下関高等女学校に美術教師として復職。
1955年 マチエルに方解末を用いた独特の黒い作品が生まれる。
1956年 「ヒューザンス」がメルボルン近代美術館に収蔵される。
1958年 欧州巡回日本現代美術展に近作数点を送る。
1968年 西日本文化賞受賞。
1971年 安井賞選考委員を委嘱される。
1974年 死去。勲三等瑞宝賞受賞。


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