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洋画家

山口長男 水田
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作品名:水田

作家名:山口長男

価格:売約済み

技法 /
油彩
サイズ /
(縦) 20 cm (横) 26cm
制作年 /
1967年
作品状態 /
良好
備考 /
サインあり
作品について

黒系の地に黄土色または赤茶色系の大きな色面を配したものを主要なモチーフとして描く山口の珍しい風景画。本来得意とする強い赤で稜線を描かれた風景画は山口独特の強さを持った作品となっている。

略歴

1902年 京城(現在のソウル)に生まれる。1921年に日本に来るまで京城で過ごす。
1922年 川端画学校を経て東京美術学校西洋画科に入学。長原孝太郎、小林万吾、和田英作らに師事。
1927年 東京美術学校西洋画科卒業。同期生に、猪熊弦一郎、牛島憲之、岡田謙三、荻須高徳、小磯良平らと上杜会を結成。
荻須高徳とともにパリへ。モンパルナスのアトリエに佐伯祐三を訪ねる。また、藤田嗣治の誕生日パーティにも招かれる。
1931年 日本へ帰国後、京城に帰る。自然を単純な形態にした抽象的な作風の作品制作をはじめる。
1935年 京城に来た東郷青児と会う。
1936年 二科展にて特待。東郷青児、藤田嗣治を顧問として九室会結成。
1939年 山口長男近作展開催(銀座・青樹社)。
1942年 野村きよと結婚。
1945年 召集される。二科会再結成、新会員に挙げられる。
1946年 日本に引き上げる。
1952年 国立近代美術館開館。その第1回展覧会「日本における近代絵画の回顧と展望」に出品。この頃から合板(ベニヤ)を使い始める。
1953年 吉原治良、滝口修造らと日本アブストラクト・アート・クラブ創設。
1954年 ニューヨークでのアメリカ抽象美術展に出品。武蔵野美術学校教授就任。
1955年 サンパウロ・ビエンナーレ展の日本の代表作家の1人に選ばれ、作品出品。
1963年 サンパウロ・ビエンナーレ展の出品作家に選ばる。また、ニューヨーク日本橋画廊で個展。
1965年 チューリッヒ市立美術館「現代日本の絵画」展に出品。
1972年 ミラノでの「日本の現代美術展に出品。
1973年 麻生三郎・大沢昌助・柳原義達・山口長男四人展開催。シドニーのニュー・サウス・ウエールズ美術館「表面の美術-現代日本美術の展望(The Art of Surface-A Survey of Contemporary Japanese Art)」に出品。
1974年 武蔵野美術大学教授を定年退職。デンマーク・ルイジアナ美術館「Japan pa Louisiana」展に出品。
スエーデン・エーテボリ美術館「Japan i Bild」展に出品。
1980年 東京国立近代美術館と朝日新聞社の共催で「山口長男・堀内正和展」開催。北九州市立美術館「山口長男展」開催。
1983年 逝去

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